2018年11月23日(金)

ZX-12R B6F最終型 フルメンテナンス Part 4

ZX-12R B6F最終型 フルメンテナンス Part 4
 
 
 
 
今回は12Rのフルメンテナンスの第4回目。最終回。足回りのお話。
 
 
エンジン半おろし状態で、メンテナンス性が格段に良くなっています。
 
 
 
 
まずはフロント周りから。フロントフォークを外しメンテナンスをおこないます。
フロントフォークに限ったことではないのですが、スムーズに動くパーツは常にスムーズであり続けられるように日頃のメンテナンスが重要です。
 
 
 
 
ステム清掃メンテナンス前。
 
 
 
ステム清掃メンテナンス後。
ここもハンドリングをスムーズにさせる重要な部分です。
 
 
 
とかく、風雨にさらされてしまう2輪車ですので、水分や埃の入る余地のないように、グリスアップしておきます。
 
 
 
 
最後はリア周り。
 
 
 
 
スイングアームを取り付け、クリーニングメンテナンスしたリアサスを組み込みます。
 
 
写真ではここまでですが、この他にもカーボン落としの施工を行い、基本的にホイールベアリング、ステムベアリング、スイングアーム、リンクアーム等のベアリング、オイルシールの交換・グリースアップなどスペシャルメンテナンスを施しております。
長く快適に乗り続けるために日毎のメンテナンスはとても大切です。
ちょっとした汚れから腐食や傷、そして摩耗や破断などになってしまうこともあります。長年乗り続けている車両であればパーツも少なくなってきていますので、修理できない可能性もあります。
全く乗っていなくても、汚れを拭き取るなどのメンテナンスによって劣化を防ぐことができるかもしれません。もちろん拭き過ぎでコーティングを痛めてしまい、結果、腐食させてしまうこともある注意してください。過ぎたるは及ばざるが如し?
 

2018/11/23 19:00 | 整備日誌♪ | コメント(0) | トラックバック(3)

この記事のトラックバックURL:

2018年11月15日(木)

ZX-12R B6F最終型 フルメンテナンス Part 3

ZX-12R B6F最終型 フルメンテナンス Part 3
 
 
 今回は12Rのフルメンテナンスの第3回目。エンジン周りの後半になります。前回はエンジンを半おろしにして樹脂系パーツの交換を行いました。
 
 
 
点火系のメンテナンスは、プラグ交換と上部ダイレクトイグニッションのプラグキャップのプラグ部、配線カプラー部にウエットタイプの接点復活剤を散布します。
いきなりですが、取り外した点火プラグです。ZX-12Rには多極放電プラグが使われています。
新品と見比べなくてもカーボンの付着がわかります。すべて新品に交換します。
 
 
 
 
スロットルボディーをマウントするジョイント部分にはしっかり耐熱シールを塗布します。 
 
12RはA,BどのモデルでもB3型以降の純正エアクリが使えますので、スポンジタイプよりペーパーベースタイプのB3型以降の純正エアクリを絶対お勧めします。
汚れ具合は車両の使用環境に大きく左右されますが、定期的にメンテナンスして起きたいパーツです。
 
 
おつぎは、スロットルボディー。
インジェクターのシール類交換とスロボボディー部のエアーポートの清掃とスロットルバルブの同調、調整を行います。 
 
 
カーボン落としを施工した後なので比較的きれいですが、しっかりと確認していきます。
 
 
 
燃料系統配管の接合部にある、接合部アルミパイプ一体型Oリングを交換していきます。
こちらは燃料の送り出しのために圧がかかっているため、少しの劣化も許されません。
 
 
 
 見た目だけでは、ひび割れや硬化などの経年による劣化は判別しにくいので交換して行きます。
 
 
 
 インジェクションノズルやニードルも分解確認・清掃を行います。
 
 
 
 
こちらはレギュレータ。電気の整流・整圧器になります。
B3型以降は対策品となっていますが、水分の進入よりもエンジン圧ブローバイ圧力により配線の中の芯線にエンジンオイルが進入(エンジンより上がってくる)。
結果、接合部(カプラー部)で皮膜作用により接触抵抗が増え発熱炎上となる場合があります。で
すので、今回のメンテナンスでは対策品交換と同通グリス充填が目的。
ひとつのコネクターに配線が集中していたため、浸水などによって短絡が起きてしまうことなどがあり、配線をひとつのコネクタにまとめず独立させています。
 
 
次回はいよいよ最終回。足回りのメンテナンスについてを予定しています。

2018/11/15 19:00 | 整備日誌♪ | コメント(0) | トラックバック(3)

この記事のトラックバックURL:

2018年11月08日(木)

ZX-12R B6F最終型 フルメンテナンス Part 2

ZX-12R B6F最終型 フルメンテナンス Part 2
 
 
 サンコーカワサキ の整備メンテナンス定番は、樹脂系パーツの交換、ベアリング清掃グリスアップ、エンジンカーボン落とし、などなど。
 今回はさらにZX-12Rならではのメンテナンスを合わせて作業しています。今回はそんな、12Rのフルメンテナンスの第2回目です。
 
 
前回はサスペンションとブレーキ。今回はエンジン周りになります。
こちらの車両はフルメンテナンスをしているので、エンジン周りも2部にわたります。
 
 
 
エンジンのメンテナンスをするには、当然ながら外装を外す必要があります。
 
 
 
そして、Kawasakiの市販車で先進的に取り入れたモノコックフレーム。
そこにガッチリ、ビッチリマウントされているエンジン。
ソレらがもたらす恩恵の裏返しとなっているメンテナンス性。。。狭い。。。手が入らない。。。
 
 
どうしてもエンジンを半おろししないと十分な作業スペースをとることができません。
無理やり手を突っ込んで指先の感覚を研ぎ澄ませて。。。といっても、見えていないので何が起きているかわからないのでは、かえって交換パーツを損傷してしまったり、他パーツへの干渉をしてしまったりメンテナンスしている意味がなくなってしまいます。
急がば回れ。しっかりと見渡してツボを抑えるためにもエンジンを半おろしの状態にします。
 
 
 
スロットルボディーを外したところ。
写真だと数枚ですが、エンジンを半おろしにするために、エンジンに接続されているほとんどの配線、ホース類を外す必要があります。
 
 
 
炎上の原因。燃料ホースの劣化。
ZX-12Rは特に報告がありますが、この車両に限ったことではなく、樹脂系パーツの劣化は必ず経年によっておこっています。
仕様状況や保管状態、メンテナンス状況によってその差はありますが、劣化するもので交換が必要なものと思って追いてください。
燃料系だったら、ひび割れから燃料が漏れ出て引火、炎上。制動系だったら同じように漏れて、ブレーキをかけようとしたら、レバーが、スカッ。。。て、考えただけでも恐ろしいです。
 
 
 
燃料ホース交換完了。
 
 
ヘッドカバーを外し樹脂系パーツのシールを交換します。
こちらも劣化によってひび割れが発生してオイルの滲み、漏れにつながります。
 
 
 
次回はエンジンまわりのメンテナンス第2部の予定です。

2018/11/08 18:00 | 整備日誌♪ | コメント(0) | トラックバック(1)

この記事のトラックバックURL: